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古家付きか更地か、買取か仲介か
実家を売るときに迷う2つの分かれ道。解体してから売るか、建物つきのまま売るか。不動産会社に買い取ってもらうか、買い手を探してもらうか。それぞれの向き不向きをまとめます。
更新:2026年10月18日
分かれ道1:更地にするか、古家付きで売るか
更地にして売る
- 良い点:買い手が自分の建てたい家を考えやすく、土地として売りやすい。建物の不具合で後から責任を問われる心配が減る。
- 気をつける点:解体費(木造100㎡で100万〜200万円前後)が先に出ていく。1月1日に更地だと、その年から土地の固定資産税が上がる。売れるまでの期間が長引くと負担が続く。
古家付きのまま売る
- 良い点:解体費を先に払わなくてよい。リフォームして住みたい人や、建て替えを考える人の両方に届く。再建築できない土地では、建物を残すほうが有利なことが多い。
- 気をつける点:古い家は「解体費のぶん」を値引きされやすい。雨漏りやシロアリなど、知っている不具合は買主に伝える必要がある。
どちらがよいかは、地域と土地しだいです。まず古家付きで売りに出し、反応を見て解体を検討する、という進め方もあります。解体するかどうかは、不動産会社の意見を聞いてから決めましょう。なお、相続した空き家の3,000万円特別控除は、2024年から買主が売買の翌年2月15日までに解体する場合も対象になったので、古家付きで売っても使える可能性があります。
分かれ道2:仲介か、買取か
仲介(買い手を探してもらう)
- 不動産会社が広告を出し、一般の買い手を探します。
- 相場に近い価格で売れる可能性が高い方法です。
- 売れるまで3〜6か月ほどかかるのが一般的で、時期は買い手しだいです。
- 仲介手数料がかかります(売買価格が400万円を超える場合の上限は「3%+6万円+消費税」。800万円以下の空き家などは、特例で上限30万円+消費税まで受け取れることになっています)。
買取(不動産会社が買う)
- 不動産会社が直接買い取ります。
- 2週間〜2か月ほどで現金化でき、確実です。
- 価格は仲介の相場の6〜8割ほどになることが多いです。
- 荷物を残したまま引き渡せる、建物の不具合の責任を免除してもらえる、近所に知られにくい、仲介手数料がかからない、といった利点があります。
向いている人の例:
- 仲介:時間に余裕があり、できるだけ高く売りたい
- 買取:遠方で何度も通えない、相続税の納付など期限がある、建物の状態が悪い、荷物の片付けが大変
査定は複数社に
1社だけの査定では、その価格が高いのか低いのか判断できません。仲介と買取の両方の価格を複数社から聞いて比べましょう。査定額が高いだけで選ぶと、売れずに値下げを繰り返すこともあります。根拠を説明してくれる会社を選ぶのがおすすめです。
売る前に確かめること
- 相続登記が済んでいるか(済んでいないと売れません)
- 境界がはっきりしているか(確定測量を求められることが多い)
- 共有なら、共有者全員が同意しているか
- 住宅ローンなどの抵当権が残っていないか
いえのことの査定では、更地・古家付き・買取の手残りを、片付けや登記、税金まで含めて並べて比べられます。
この記事は2026年10月時点の一般的な説明で、割合や金額は目安です。実際の価格は不動産会社の査定で、税金は税理士にご確認ください。